観We Become What We Behold 紙面観察ノート

登場人物 ― 丸と四角、住人とテレビ

この街の住人と、写真が映るテレビを整理します。丸と四角という2つの形が、そのまま「どちらがどちらを憎むか」の設計になっています。

01丸と四角は「陣営」

住人の体は丸か四角のどちらかです。初期状態では20人が追加され、そのとき円と四角の数が揃うように補充されます。以後も補充のたびに少ないほうの形が選ばれます。

形は見た目だけの違いではありません。怒った人は「反対の形」にだけ叫びます。円は四角へ、四角は円へ。だから街の分断は、写真の撮り方しだいでどちら向きにも転がります。

写真を撮ると、街のふつうの人がテレビの左右に並んで観客になります。観客は写真を見ているあいだに別のタイプへ置き換わることがあり、第三幕の怒りはこの入れ替えで広がります。

02ふつうの人

ふつうの人は8種類の表情を持ち、歩く、立ち止まる、テレビを見る、まばたきする、驚く、混乱する、怒る、照れる、といった反応を切り替えます。写真を撮ると、この人たちの何人かがテレビの前に集まり、観客になります。

歩く速さは1から1.5のあいだで個体ごとにばらつき、画面の端まで行くと反対側から戻ってきます。街の人口はこの人たちが大半で、写真の主役になるのは一瞬だけです。

03名前のある住人

帽子の男(HatPeep)
最初に帽子をかぶっている1人。写されると街全体に帽子が広がり、本人は消える。
恋人たち(LoverPeep)
2人組。写されると「GROSS, GO GET A ROOM」で恥ずかしがる。
クレイジー・ピープ(CrazyPeep)
画面右の外から歩いて入り、近くの人に向かって叫ぶ。
緊張した人(NervousPeep)
怯えて震える。写されると観客が1人入れ替わる。
鼻持ちならない人(SnobbyPeep)
四角い体で「HMPH」と鼻を鳴らす。写されると観客が入れ替わる。
怒った人(AngryPeep)
体が赤く染まり、反対の形にだけ怒鳴る。
助け合う人たち(HelpingAnim)
倒れた人を助ける場面。写すと助けたかどうかで見出しが変わる。
抗議する恋人たち(ProtestAnim)
怒りが半分を超えると現れる。写すと宣言の1行が出る。
変わり者(HappyWeirdoPeep)
踊るように歩く。写すと宣言の1行が出る。

04パニックと殺人者

物語の後半、住人は「パニックの人」と「殺人者」に置き換わります。パニックの人は逃げ回るだけで、もう会話をしません。殺人者はテレビの左右60ピクセルの位置に現れ、武器を抜いてBAMを撃ちます。武器は銃、バット、ショットガン、斧の4つを順番に使います。

帽子の男は最後の殺人者になります。画面の左外x=-300から歩いてきて、x=420を超えると立ち止まり、自動で銃を抜いて発砲します。パニックに入ったあとは、撮るたびに殺人者が2人ずつ増えます。

パニックの最中は、写真に何を写しても見出しは「BE SCARED. BE ANGRY.」で固定されます。もう街は写真の中身を見ていません。

05コオロギとテレビ

観客が誰もいないとき、コオロギが1匹現れます。コオロギを写すと「LIL' CRICKY <3」。複数写すと「okay that's too many crickets」。コオロギは物語を進めませんが、街の静けさを数えるための存在です。

テレビは画面の中央にあり、140×90の範囲で判定されます。テレビを写すと「A TV... ON TV!」。テレビ自身は動きませんが、ここに写真が映り、住人が集まって反応します。

クレジットのあとの後日談にも、3匹のコオロギと2人の恋人が出てきます。最後の部屋で1枚撮ると、製作者のリンクがある画面に進みます。

06住人一覧(14項目)

形・役割・写したときの反応(14項目)
名前形役割写したとき
ふつうの人円/四角街の人口。歩く・見る・驚く写真の内容に応じて反応
帽子の男円または四角最初の帽子の持ち主全員に帽子が広がる
恋人たち円+四角2人組恥ずかしがり、街から減る
クレイジー・ピープ四角叫んで襲う叫んでいる瞬間だけ進行
緊張した人円怯える怯え+傍観者で進行
鼻持ちならない人四角見下す偉そうな瞬間で進行
怒った人円/四角反対の形に叫ぶ叫ぶと怒りが+4
助け合う人たち円+四角助ける場面見出しが宣言に変わる
抗議する恋人たち円+四角抗議する宣言の1行
変わり者円または四角踊る宣言の1行
パニックの人円/四角逃げる反応なし
殺人者円/四角武器で撃つパニック中は固定見出し
コオロギ—観客0の合図「LIL' CRICKY <3」
テレビ—画面中央の装置「A TV... ON TV!」